← 眞坂 馨 さねざかかおる → 眞坂 桐恵 さねざかきりえ |
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← 上岡 雄太 うえおかゆうた → 小野 梢 おのこずえ |
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← 眞坂 涼介 さねざかりょうすけ → 高山 真帆 たかやままほ |
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← 高山 淑子 たかやまとしこ → 戸向 勝利 とむかいかつとし |
OPダンス | |
全員が、中央にいる戸向勝利を絞め殺すマイム そうして、事件の幕は、戸向の死から始まる…… |
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事件前日。 上岡雄太は、友人である眞坂涼介の屋敷へ招待された。 そこには涼介の許婚・高山真帆もいる。 日本初のドライアイス披露に招待されたのだ。 |
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涼介の後見人である、叔母の高山淑子。 突如現れた、招かざる客・涼介の同級生である戸向勝利。 眞坂家の女中であり、現当主・馨のお気に入りである 包帯だらけの桐恵が、戸向に呟く。 「あなた、この屋敷にいては死にます」 |
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桐恵の予言どおりに死んだ戸向。 しかしそれは、戸向に陵辱された真帆が手を下したことだった。 |
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事件が発覚し、半狂乱になる真帆を力強く抱く涼介。 「傷物でも殺人者でも、僕にとって真帆はかけがえのない 守るべき存在だ。僕を信じて!」 「私は……涼介さんを信じます。 あなただけがいてくださればそれで良いのです」 |
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真帆を地下牢へ閉じ込めたその夜。 自室で涼介は至福感に酔う。 「僕だけの世界で、これから生きていけば良いのですよ、真帆」 |
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涼介に取り入って、家宝「神の涙」の在り処を聞きだそうとする梢だったが、涼介はその在り処を知らない。 持ち主である馨に近付こうとする梢を、心配する雄太。 |
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淑子の予感。それは、戸向を殺害したのは真帆ではなく涼介でないのか、ということだった。 真帆が戸向を殺害する直前、涼介はドライアイスの気化を利用し、戸向を二酸化炭素中毒にさせたのだった。 「神の涙」さえも狙う戸向を殺し、真帆を手に入れ、涼介の思惑通りに事は運ぶ。 |
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自主を勧める淑子。 「罪の上に、幸せが築けるはずがありません」 |
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涼介ともみ合う淑子を、突然入室してきた桐恵が 躊躇いもなく撃ち殺す。 「何故殺した!」 詰め寄る雄太の顔を見て、初めて感情を見せる桐恵。 しかし、彼女はすぐに無へ戻りただ呟く。 「今夜は二人……」 |
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地下牢では、馨が桐恵を神と崇めて狂喜に沈む。 桐恵は実父との間に子を身篭り、精神を病んだ。 その子とは神丘雄太。上岡雄太のことだった。 我を戻した桐恵に馨は凶弾を向ける。 桐恵の右目に嵌った「神の涙」がはじけ砕けた……。 |
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桐恵と雄太は渡米することになり、全ての死は眞坂家の力で揉み消された。 子供還りした桐恵は、出発の間際、真帆に包みを渡す。 「いいものあげる」 二人を見送った真帆と涼介。真帆はふと足を止めて 包みを開ける。と、そこには消えたはずの 「……欠片?……神の涙……!」 真帆は蒼い欠片を大事に仕舞い、歩き出す。 |
(後方左から)
熱い貿易商人ハリス=小野梢
迷惑顔のペリー恋人=上岡雄太
結局は一人勝ち?=高山真帆
盲目的かつ詰の甘い坊ちゃん=眞坂涼介
一番マトモな人=高山淑子
(前方左から)
正直近くで見たくない=眞坂桐恵
ぷっつん変態イチバン=眞坂馨
永遠のストーカー=戸向勝利